今船駅の猫たちと丸腰で向き合う

きょうは天気予報で大雨の可能性を報じていたが、朝降っただけで、その後は降らなかった。
大雨のときはそれらしい写真を撮ろうと思い、カメラ機材を持って出た。
夕方、「雨が降らないなら、何を撮ろうか」と考えたとき、ふと猫が撮りたくなった。
 
で、向かったのは阪堺電車の今船駅だった。
1カ月ほど前に猫を撮った今池駅のすぐ南の駅で、猫の数はこちらのほうが多い。
 
私は野良猫と向き合うときは、パンを持参してこびを売ることが多く、きょうもそうしようと思っていた。
ところが、近くのコンビニに入ろうとして、財布を仕事場に忘れたことに気づいた。
いきなり一文なしになった。
さて困った。
取りに帰る気にはならず、「よし、今回はこびを売らず、何もない丸腰状態で猫と向き合おう」と思って、今船駅へ行った。
 
結局、出会った猫は3匹だった。
何も与えなかったので、猫は冷たい態度のままだったが、逆にそれが猫らしくていいなと思った。
人もそうだが、餌を顔の前にぶら下げるようにして相手と接するのは、げすのすることだ。
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きょう一番気になったのがこの黒猫。ここまで目つきが悪い猫は初めて見たような気がする
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今船駅のホームの端に寝そべった黒猫。私への警戒は怠らなかった
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この猫は寄り目だ。こんな目をした猫もいるんだなあ
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寄り目の猫も警戒心が強かった。私が近づくと格子になったフェンスの内側に逃げ込んだ。そこは安全だと思っているのか、やがて居眠りを始めた。
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小柄で痩せた猫が自転車の籠の中にいた。頭や喉をなでてもじっとしていたが、突然自転車から飛び下り、その後は私に近づこうともしなかった
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今船駅は踏切を挟む形で上りと下りのホームが分かれている。上りの電車が踏切を通ってホームに近づいてきた