大阪市中心部で「二重の虹」に遭遇

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難波橋のたもとから見た「二重の虹」
 
きょうは仕事が終わってから中之島へ夕景を撮りに行った。
本当はきのう行きたかったのだが、「天神祭」でごった返していると思い、1日繰り延べにした。
それが意外な幸運を呼んだ。
 
きょうの大阪は台風の影響もあるのか、午後から曇りがちの空模様となった。
「疲れもあるし、軽く一杯やって帰るか」と思いながらも、力を振り絞るようにして中之島へ向かった。
 
地下鉄堺筋線の北浜駅で電車を降りて、地上に出ると、土佐堀川に架かる難波橋のたもとだった。
橋を渡りながら見た西の空は、雲の背後から太陽が顔を出す寸前だった。
この機を逃すまいとそこで三脚を立てた。
しかし、雲は厚くきれいな夕焼けは望めそうになかった。
 
夕日が大阪市役所の庁舎の背後に落ちてしばらくしたころ、ふと東の空を見た。
そこにはきれいな虹がかかっていた。
よく見ると上の方にも同心円を描いた虹がうっすらと見えた。
これほど美しい虹を大阪市の中心部で拝めるとは思ってもいなかった。
私はシャッターを押しまくり、行き交う人たちもスマホのカメラを虹に向けた。
 
俗に二重の虹は幸運の前兆といわれる。
いいことがあると信じよう。
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虹が薄くなってから西の空を見た。空が不気味な感じで赤く染まっていた
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厚い雲から顔を出した太陽の光は強烈だった。土佐堀川に光の筋が長く伸び、ビルの壁が光を反射している。きょうはこれが精いっぱいかなと思っていた