乗っていた電車が人身事故

きょうは大変な一日になった。

いつものように南海電鉄天下茶屋駅で電車に乗り、岸和田に帰る途中のことだ。

その電車が人身事故を起こしたのだ。

大阪で暮らすようになって、人身事故で電車が止まり身動きが取れなくなったことは何度もあるが、当該電車に乗っていたのは生まれて初めてだ。

 

事と次第は以下の通り。

 

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天下茶屋駅で「特急サザン」に乗車する。

 

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電車が急に減速を始め、車掌の「急停車します。お立ちのお客さまは、つり革や手すりにおつかまりください」というアナウンスが流れ、やがて停車する。

「間に合わない場合は、乗客が転倒するような急ブレーキをかけてはいけない」という決まりがあるのか、「急停車」というイメージではなかった。

事故現場は諏訪ノ森駅浜寺公園駅の中間点で、南海電鉄阪堺電車が交差するポイントの少し北。

私の近くの窓からは、踏切とその向こうのコンビニが見えていた。

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パトカーや救急車のサイレンが聞こえるも姿は見えず。

私は最後尾の車両に乗っていた。

人身事故(飛び込みの可能性が高い)は、ほとんどの場合、先頭車両で起こる。

「ここから見えないのは当然か」と思っていた。

 

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消防隊員や警察官が上りの線路を歩いていく。

よく見ると電車の後ろで、数多くの懐中電灯の明かりが動いていた。

接触したのは先頭車両だろうが、ゆっくり停車したため、電車全体がその場所を通り過ぎてしまったのだろう。

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事故発生時から降っていた雨が急に強くなった。

事故の処理に時間がかかることが予想された。

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運転再開。

しかし、「浜寺公園駅まで運行します」とのこと。

 

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浜寺公園駅で数分停車し、「尾崎駅までの運転許可が出ましたので発車します」のアナウンスのあと運転が再開された。

 

事故発生後も車内は平静で、多くの人がスマホツイッターなどで情報を収集していた。

それもしばらくのことで、「じたばたしても仕方がない」と、それぞれにゲームをしたり、家族に連絡したりしていた。

そのうちにさすがに疲れたのか、目を閉じる人が多くなった。

 

私のなじみの場所で事故が起き、その電車に私が乗っていた。

事故に遭った人は亡くなったのだろう。

ご冥福をお祈りする。