きょうの仕事帰り、「何か撮らなくちゃいけないけど、何も撮る気がしないな」と思いながら歩いていた。
すると、ふと蜻蛉池公園の猫の顔が浮かび、「そうだ、いつもの場所にも猫がいるじゃないか」と思い当たった。
この駅では嫌というほどチン電を撮っているが、そのたびに猫の姿を見かけた。
ターゲットを電車から猫に切り替えた。
そして、出合ったのは人にこびない猫だった。
今池駅の猫は人に対する警戒心が強いと思っていたので、行く前にコンビニでパンを買って猫に与えた。ところが、この猫は食べるだけ食べてしらんぷり。「おい、人間さまの世界にはな、『一宿一飯の恩義』って言葉があるんだぞ。一宿の恩義はなくても、一飯の恩義くらいは感じろ」と言いたかった
主の傍らにいた茶色の猫。前足が悪いせいもあるのか、なかなか人の前に出ようとはしなかった
階段の下にはいつもキャットフードと水が置かれている。茶色の猫が食べに下りてきたが、私をちらっと見ながら食べ、警戒は怠らない
2匹の猫が夕方の6時半ごろいなくなり、電車を少し撮って帰ろうとしたら、この状態になっていた。階段の上と下に子猫がいる。主の右の猫が母親であることは間違いないが、主も悠然とその輪に入っているということは父親なのかもしれない