かわいそうな彦星

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雲の隙間から顔を出した「彦星」(中央の明るい星)
 
きのうは「七夕」だった。
数日前の天気予報ではこの日は曇りで、織姫と彦星は年に一だけの会う機会を失うんだろうなと思っていた。
 
ところが、きのうから梅雨らしくない好天となった。
空を見上げながら、「よし、織姫と彦星の写真を撮ろう」と思い、空が暗い場所を探した。
地図で見たところ、岸和田市の山あいにある「蜻蛉池(とんぼいけ)公園」がよさそうだった。
 
きのうの夕方、バスで公園まで行き、園内で最も高い場所にある展望台に陣取った。
しかし、条件がよくなかった。
雲が西から東へと次々に流れていき、織姫と彦星が昇ってくる東の空はずっと雲の中だった。
かろうじて見えたのは彦星。
雲の隙間から顔を出して織姫を探していたのだろうが、織姫は一度も姿を見せなかった。
かわいそうな彦星だった。
 
午後11時すぎまで粘って、雲が空を覆い尽くすのを確認して引き揚げた。
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蜻蛉池公園へ行こうと岸和田天神宮の前を通りかかったら、拝殿の前の七夕飾りが目に入った
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七夕飾りは神さまの真ん前に置かれているといっていい。御利益がありそうだ
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笹には短冊が鈴なりになっていた