撤去された松の倒木

先日、浜寺公園の脇でチン電を撮ったとき、公園が様変わりしているのに気付いた。
昨年9月に襲った台風21号の暴風によってなぎ倒された松が、すべて撤去されていたのだ。
 
公園の北東の端は、いつ行っても松の痛々しい姿が野ざらしで、「なんとかしてやれないものか」と思っていた。
それがここにきて一気に撤去されたのは、予算の関係によるものだと思われる。
浜寺公園大阪府が管理している。
関係者もなんとかしたいという思いが強かったのは間違いないが、想定以上の大きな被害で処理する金がなかったのだろう。
「ない袖は振れない」のは民間も行政も同じだ。
いや行政は何事も予算ありきでしか動けない。
新年度になって予算が付き、ようやく撤去できたというところだろう。
 
なにはともあれ、公園が公園らしく再生し、台風の傷が癒えようとしている。
めでたしめでたしだ。
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倒れた松は根元の部分を残して切られ撤去されている。このエリアだけでも40本近い松が倒れ、撤去された。下草もきれいに刈り込まれている
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2本並んだ松も切られていた。右の松の年輪はざっと数えただけでも80を超えていた。左の松の幹は中心部が空洞になっている。マツクイムシの仕業だろう
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傍らにある見事な枝ぶりの松は難を逃れていた。樹高が低いのが幸いしたようだ