念願の「徳島ラーメン」を食す

おととい仕事が終わってから、南海電鉄石津川駅西の海岸で、6本の煙突と夕焼けを撮った。
その帰り、駅の近くの交差点に差しかかったところラーメンの店が目に入った。
何も食べずに撮影していたため腹ペコで、吸い寄せられるようにその店の前まで行った。
看板には「新徳島ラーメン」と書いてあった。
 
今年の正月、岡山から大阪へのUターンの経路を南にとり、徳島を経由して和歌山に渡った。
そのとき和歌山ラーメンを食べたが、徳島ラーメンは食べることができなかった。
 
「こんなところで徳島ラーメンと遭遇するとは」と、さっそく店に入った。
店の名前は「まる徳ラーメン」、幹線道路の脇にある店にありがちな大ざっぱな造りだが、店員の応対は丁寧で気持ちよかった。
「正当な徳島ラーメンが食べたいんですが」と言って、すすめられた「ガチ徳ラーメン」を注文した。
テーブルの上には生卵が器に盛られ、「無料です」と書かれている。
店員に聞くと「徳島ではラーメンに生卵を落として混ぜて食べるんです」とのこと。
私も地元のしきたりに従った。
スープは醤油豚骨でかなり濃厚、それが生卵の効果でまろやかになっている。
中細の縮れ麺がスープによく絡み、なかなかの味だった。
いや、思わぬところで念願の徳島ラーメンを食すことができ、帰りの足取りが軽くなった。
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これが「ガチ徳ラーメン」(中750円)。卵は「いくつでも入れてください」と言われたが、1個にとどめた。味のバランスからいって、それが正解だ
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器に盛られた生卵。定食のごはんにかける人も多いという。テーブルには「ふりかけ」も用意されている。次回は定食を注文し、ごはんをガッツリ食べたい
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伝票はフタ付きのミルクピッチャーに入れられる。写真を撮っていると、「珍しいですか。ほかのお客さんもよく撮られますよ」と言われた
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まる徳ラーメンはけっこう大きな店だ。道路沿いの店なので駐車場も広い