6本の煙突と強烈な夕焼け

イメージ 1
6本の煙突と夕焼け
 
私は通勤のため毎日のように南海電車に乗る。
南から北に向かう電車が石津川駅を過ぎると、西の方にひときわ高くそびえる6本の煙突が見える。
関西電力堺港発電所の煙突だ。
 
この煙突は今年38日に、西側から朝日との絡みを撮った。
しかし、見栄えがするのは東側から見た煙突で、「いつかは東側から煙突と夕日との絡みを撮ろう」と狙っていた。
この季節は日の入りの方角が北に寄るため、夕日が煙突の後ろに沈むと思われた。
機は熟していた。
 
きょうは昨夜の雨で空気が洗われ、絶好のチャンスだと思った。
この機を逃すまいと、仕事が終わってから煙突のたもとに向かった。
 
その結果はというと、夕日との絡みは少し時期が早すぎたようだが、それを補って余りある強烈な夕焼けを拝むことができた。
イメージ 2
夕日は一番左の煙突のすぐ右に沈んだ。工場の建物があり、日の入りの時刻の30分ほど前に太陽が見えなくなってしまう。夏至の前後に出直したほうがよさそうだ
イメージ 3
煙突の後ろが雲の通り道になっていた。「うまくすると、雲が赤く染まるぞ」と期待を抱かせた
イメージ 4
きょうは西の空に浮かぶ雲がすべて赤く染まった
イメージ 5
夕焼けは短時間で色あせてしまった。夜に向かう空を眺めていると、祭りのあと、つわものどもが夢の跡といった気分になる