上海の南東の海上に大洋山島と小洋山島が浮かんでいる。
この島と上海をつないでいるのが「東海大橋」だ。
橋の総延長は32.5キロで、世界で3番目に長い橋だとされている。
この橋は上海の空の玄関である浦東空港から日本へ向かう際(南寄りの風のとき)、飛行機の窓からよく見える。
私は空から眺めながら、「一度、あの橋を間近に見てみたいものだ」と思っていた。
しかし、橋のたもとへは地下鉄はおろかバスの便もなく、不便なことこの上ない。
それでもなんとかと思い、一度はタクシーを利用し、一度は歩いて行って、朝と夕方の東海大橋を撮影した。
しばらく待つと太陽が橋の上に顔を出した