中国一の大河・長江の河口に崇明島がある。
島といっても実際は中洲だが、その面積は1225平方キロで、日本の沖縄本島より大きく、中国では台湾島、海南島に次ぐ3番目に大きい島だとされる。
私はこの島の広大な田園風景が好きで、時々、長江を渡って行っていた。
特に最初に行ったときに見つけた田んぼはスケールが大きく、見るたびに「やっぱり中国はでかいや」と思った。
その田んぼは四季折々の表情を見せてくれた。
田んぼの主役はやはり米。黄金色の稲穂がこうべを垂れ、実りの秋を迎えている(2014年10月18日撮影)
小麦が芽吹いたばかりのころ。春の訪れが感じられる風景だ(2015年3月10日撮影)
米の収穫が終わった田んぼ。冬の足音が聞こえ始めている(2013年11月16日)
この田んぼに行ったときは、必ず日が落ちるまでいる。待っているとこんな光景が広がることもある(2015年3月10日撮影)