堺の堀沿いは春らんまん

通勤のために毎日のように乗る南海電車の中から見る風景も、すっかり春らしくなった。

ここ数日、堺駅の少し北を通るたびに、桜らしき花が堀沿いに並んでいるのを見ていた。

「駅からも近そうだし、撮るしかないでしょう」と、けさ出勤前に行ってみた。

 

堀沿いの花はたぶん「山桜」だろう。

花と同時に葉も出ていた。

ソメイヨシノもあるにはあるが、数が少なく、ちらほらといった咲き具合だった。

「堀と花と電車を撮って、そのあとは花のアップでも狙うか」と思いながら三脚を立てた。

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堀と花と電車。この位置からだと花の迫力があまり感じられない
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この木は白い花と赤い葉が同時に出ていた。青い空、白い花、赤い葉、なかなかいい取り合わせだ

 

で、山桜のアップを撮りながらふと振り返ったとき、明らかにソメイヨシノだと思われる花が満開になっているのが見えた。

「おや、ここのソメイヨシノはまだこれからなのに」と不思議に思って見に行った。

すると南北に延びる堀沿いのソメイヨシノが、今を盛りとばかりに咲き誇っていた。

春らんまんといった雰囲気で、思わず長居をして、会社の始業時間に遅刻してしまった。

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堀沿いのソメイヨシノの並木。かなり見ごたえがある
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堀は水の流れがほとんどないので、水面に桜並木が映る。水と桜の絡みはそう簡単には見られない
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堀沿いの歩道の上を桜が覆い尽くしている。まさに桜のトンネルだ