小さな公園で周辺の人たちのちょっとした憩いの場になっている。
この公園に桜(ソメイヨシノ)が3本ある。
「公園の桜はそろそろ咲いたかな」と、昼休みに行ってみた。
公園の東の入り口に近い桜はほんの数輪咲いていた。
それも幹に花が直接ついていた。
一方、枝はほぼすべてがつぼみの状態だった。
「桜は枝に花がつくものだろう。幹から養分をじかにもらってずるいぞ」と思って調べてみた。
幹から直接咲く花は「胴吹き桜(どうぶきざくら)」と呼ばれ、老木でよく見られるという。
そうか、この木は老木だったんだ。
いつからこの公園にあるのかはわからないが、長きにわたって近くの人たちに春を告げてきたのだろう。
今年も老骨にむち打って、これからどんどん花を咲かせてほしい。
済美公園の桜。遠目には開花したとは思えない
幹にへばりつくように咲いた花
幹のこぶの上に載るように咲いた花。この木はこぶが多く、それも長年の奮闘の証しなのだろう