「咲き始め」の報に接し

きのうの夜、「大阪の桜はまだ咲かないのかな」と思い、ネットで開花状況を検索した。

ほとんどの桜の名所が「つぼみ」という中で、1つだけ「咲き始め」という表記があった。

その場所は「岸和田城」だった。

私の家から徒歩15分という身近な桜の名所だ。

しかし、「咲き始めって本当かな」「咲いたといっても5輪や6輪で、おまけに撮りにくい場所にあったら絵にならないぞ」などと考え、あまり大きな期待はしていなかった。

それでも「桜が咲き始めた」と聞いてはじっとしていられず、けさ出かけることにした。

さて、その結果は…。

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岸和田城は四方を堀で囲まれ、堀のヘリに桜が植えられている。城の東側の桜はまだ完全に「つぼみ」の状況だった。この桜の木は城との位置関係がよく、満開になると大勢の人がカメラを向けるだろう
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この木はほとんどのつぼみが緑色だった。その中で数輪のつぼみがピンクに染まり、開花を目前にしていた
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堀を一周して探したところ、花を咲かせている桜が1本だけあった。ソメイヨシノは接木でしか繁殖できないので、どの木も同じ遺伝子を持っている。それなのに1本だけ先行して咲くとは…。相当に偏屈な桜なのだろう
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この木はけっこうな数の花をつけている。これなら「咲き始め」を通り越しているかもしれない
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咲いたばかりの花なので、そのたたずまいが頼りない。他の桜に遠慮して、控えめに咲いているという印象だ