寂しげだった夜の古い駅舎

きのう浜寺水路で写真を撮ったあと、いつものように南海電鉄浜寺公園駅まで歩いて帰った。

ふと見ると古い駅舎が暗闇の中で寂しげにたたずんでいた。

なんだかそのまま帰るのがしのびなくなり、三脚を立てた。

 

この駅舎は1907年(明治40年)に建てられた洋風建築で、おととしとりあえず現役としての使命を終え、今の場所に保存されている。

現在はギャラリーやカフェとして利用されているが、多くの人に親しまれているとは思えない。

 

この駅舎は浜寺公園駅の線路の高架工事が終了したあと、2028年をめどに新駅舎のエントランスとして再利用される予定になっている。

110年の現役生活から離れ、しばらく体を休めているといったところだろう。

この駅舎が再び現役に返り咲くまで、私が南海電鉄の沿線に住んでいるとは思えないが、どこで暮らしていようと、その勇姿を一度は見たいと思っている。

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浜寺公園駅の古い駅舎。夜はひっそりとしている