チン電に乗って出勤

きのうの夜、ふと「チン電に乗りたいな」と思った。

毎週のようにチン電を撮影し、その都度このブログに載せているが、電車にはほんの数回乗っただけだ。

写真ばかり撮って乗りもせず、素知らぬ顔をしているのは、義理を欠くような気がした。

どうせなら、チン電に乗って出勤しようと、暗いうちに家を出た。

阪堺電車の南の起点である浜寺駅前駅。ちゃんとした駅舎がある数少ない駅でもある

午前6時56分発の「602」の電車に乗った。161形は無理でも、せめて501形の電車に乗りたかったのだが

602の車内。薄い赤の座席が印象的だ

目指すは恵美須町駅。直通電車はなく、大和川を渡ったところにある我孫子道駅で乗り換えなければならない。その際、取り忘れてはいけないのが、この「乗換券」だ

我孫子道駅には阪堺電車の車庫があり、いろいろな電車を一度に見ることができる

恵美須町行きの電車を待っていたら、501形の「502」がやって来た。赤い車体のインパクトが強烈で、一度乗りたいと思っていた。きょうはついていた

502の運転席の機器。1957年から60年余りにわたって走り続けている電車だけに、機器にも貫禄が感じられる

恵美須町駅。今では北のターミナルの座を天王寺駅に奪われているが、それだけに人が少なく、都会のエアポケットのような静かさがある