きのうの夜、東の空に昇った月は、普段の満月より大きく見える「スーパームーン」だったそうだ。
最も小さく見える満月より約14パーセント大きく、約30パーセント明るいという。
きのうは社長から指示を受け、野菜を引き取りに「愛彩ランド」へ行った。
その行き帰りに月を見て、「明るい月だな」と思っていた。
月が大きい、小さいといっても、比べるものがなければ大きさは実感できない。
「あすの早朝、どこかへ行って月を撮ろう」と思い、日付が変わるころに寝た。
そして、午前4時半に起きて、部屋の窓から空を見上げた。
月はまだ高い位置にあったが、西の空にかかる雲が月を覆い隠そうとしていた。
「これはいかん」と、慌てて撮ったのが上の写真だ。
撮影した時間は22日午前4時45分。
しかし、その差は普通の人の目ではわからないほど小さい。
まあ、これでよしとしよう。
ところで、中国では月の満ち欠けを基準とする暦である太陰暦(旧暦)が、今も人々の生活と密接に関わっている。
日本で月見の日として親しまれている「中秋節」は、中国では重要な祝日で、私は上海で暮らしていたとき、晴れていれば必ずこの日に月を撮影しに行っていた。
この日は中国で「春節」と呼ばれ、最も大切な祝日となっている。
年越しのムードの高まりは、日本の正月をはるかにしのぐ。
風物詩となっている「民族大移動」も、もうすぐ始まるのだろう。