一見の価値がある浜寺公園駅の待合室

私はチン電や浜寺水道の撮影のため、南海電鉄浜寺公園駅をよく利用する。

この駅の駅舎は明治40年(1907年)に建て替えられた洋風木造建築で、平成10年(1998年)に、大手私鉄で初めて国の登録文化財となった。

が、その駅舎は現在、駅の脇に移転され、2028年に予定されている高架化完成後に新駅の玄関部分として活用されることになっている。

 

この駅で今も現役として活用されているのが、下り線のホームの待合室だ。

いつ建てられたのかはっきりしないが、造りからして旧駅舎とそれほど変わらないだろう。

白いペイントが施された木造の建物で、ドアや窓も木製で真ちゅうの金具が使われている。

この待合室は一見の価値があるといえるだろう。

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浜寺公園駅下りホームの待合室
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朝夕は窓から光が差して温かい雰囲気を醸し出している
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ホームのベンチも木製だ。南海電鉄ではこうした木製のベンチがいくつかの駅に設置されている
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ベンチの相合い傘の落書き。当然、好ましい行為ではないが、木製のベンチの落書きは味わいを感じさせる