「柴島」って何と読む?

私が通勤で使っている大阪の地下鉄堺筋線の終点は天神橋筋六丁目駅だ。

そこから阪急千里線に入って1駅行くと「柴島駅」に着く。

この柴島は何と読むかわかるだろうか?

常識的には「しばじま」、多少ひねっても「しばしま」としか読めない。

ところがこれは「くにじま」と読む。

知らない人は100パーセント読めないだろう。

路線図に読み方が掲載されているので、私は知っていたが、柴島ってどんなところだろうと思っていた。

きのうの午後、時間が空いたので行ってみた。

 

天神橋筋六丁目の駅で電車を乗り換えると、すぐに地上に出る。

やがて電車は淀川を渡る。

淀川は琵琶湖から流れ出る唯一の河川で、大阪の市民生活を支える水源となっている。

鉄橋を渡り終わってしばらく走ると柴島駅に着く。

せっかくだからと、駅の周辺を散策してみた。

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柴島駅。路線は阪急千里線だが、阪急京都線、地下鉄堺筋線相互直通運転が行われている。駅に止まっているのは堺筋線の電車だ
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駅の入り口に「柴島駅」の看板が掛かっている。難読の駅名として知られているらしい
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駅のそばに「柴島浄水場」がある。浄水場の前の通りには桜並木が続き、場内にはさらに立派な並木がある。花見シーズンには場内の桜並木の通り抜けが実施される
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少し北に行くと「柴島神社」がある。公園の中に鳥居が立っているという珍しい造りだ。公園内のブランコで小学生の女の子数人が遊んでいたが、私が鳥居の撮影を始めた途端、木の陰に隠れてしまった。善良な市民である(?)私を怖がるとは…。「知らない人には近づくな」と教えられているのだろう。嫌な世の中になったものだ
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地図で見たところ駅の近くに「柴島城址」の表記があったので行ってみた。残ってるのはこれだけ。柴島城は1549年の江口の戦いと1615年の大阪夏の陣で歴史の舞台の片隅に登場するが、詳しいことはわかっていないようだ
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柴島駅から南に歩くと10分足らずで淀川の河川敷に着く。阪急線の鉄橋は古ぼけているが、そこに味わいが感じられる。河川敷は整備されていて、市民の憩いの場となっている。ただ、今は1年で最も寒い時期なので、訪れる人は少なく、ジョギングやウオーキングに励む人の姿を時折見かけるくらいだ
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少し上流に行くと「淀川ゴルフクラブ」がある。ショートコースで、12ホール、パー35となっている。12ホールならパー36だろうと思って調べると、パー2のホールが2つあり、パー4のホールが1つあった。冬場のためプレーヤーは少なく、私が見かけたのは1人だけだった