讃岐うどん、和歌山ラーメン経由でUターン

今回の帰省は足掛け6日に及んだ。
のんびりしたような、慌ただしかったような帰省を終え、きょうUターンして大阪に帰った。
帰るにあたり、ふと「いつもと同じルートじゃつまらないな。大きく南に迂回して、四国を通って帰ってみようか」と思い、高松、徳島、和歌山の3つの県庁所在地を経由した。
その思惑の1つは讃岐うどんと和歌山ラーメンを食べること。
そしてもう1つあった。
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四国へはJR瀬戸大橋線マリンライナーに乗って渡った。瀬戸大橋から朝日に照らされた海が見えた
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四国のスタート地点は高松駅。四国の陸の玄関だ
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駅の改札に隣接した立ち食いうどんの店で本場の讃岐うどんを食べる。残念ながら私の好きな「しょうゆうどん」がなかったため、「かき揚ぶっかけうどん」を注文する。これで500円はないよなと思う
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高松駅からは高徳線の特急「うずしお」に乗車する。自由席の特急料金は1180円。Uターンのピークに近いというのに、車内はガラガラだった
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徳島駅に到着。「徳島ラーメン」も有名だが、今回はパス。年始で評判の店が営業しているかどうか確認できなかった
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徳島から和歌山へは南海フェリーで渡る。料金は2000円。南海電鉄が運行するフェリーなので、難波までの運賃も含まれている。知らなかった。「こいつぁ春から縁起がいいわい」という気分になった
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フェリーは紀伊水道を西から東へ横切る。南に目を転じると、紀伊水道が太平洋とつながるあたりの水平線が見える
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和歌山港に着岸する。私がこれまでに行ったことがない都道府県は、宮崎、鹿児島、沖縄、それに和歌山の4県だった。和歌山と直接つながっている南海電鉄の沿線に住みながら、なかなか行こうという気が起きなかった。和歌山県に足を踏み入れる。それが南に迂回したもう1つの思惑だった
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和歌山ラーメンも年始で営業している店がはっきりしなかった。和歌山駅に隣接する近鉄百貨店地下1階の「清乃(せいの)」は2日から営業ということで行ってみた。清乃は有田市に本店を置く有名店で、着いたのは午後1時半すぎだったが、約15人が並んでいた。
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40分余り待って私の順番が来た。注文したのは基本の「和歌山ラーメン」(750円)だ。和歌山ラーメンにはちょっとした因縁がある。私が上海で住んでいたアパートの近くに「紀州豚骨醤油拉面」という和歌山ラーメンの店があり、元気がほしいときに行っていた。その店で「本場の和歌山ラーメンはどんな味なんだろう」と思っていた。この店のラーメンはスープが驚くほどこってりしている。スープというより、ちょっと薄めのビーフシチューといった趣だ。しかし、食べてみると見た目ほどにはしつこくなく、するすると喉を通った。これは並ぶ価値が十分にあるなと思った
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和歌山からは南海電鉄の特急「サザン」に乗って帰る。通勤で使っているこの電車に乗るだけで「あ~、帰ってきたんだな」と思う