霧にむせぶ大阪城

先日、中国の友人とやり取りしていたとき、「大阪に来ることがあったら、どこに行きたい?」と尋ねたところ、真っ先に「大阪城」という答えが返ってきた。
中国では日本の戦国時代を題材にしたゲームが人気で、豊臣秀吉知名度も高い。
私は「じゃ、いつか案内してやるよ」と言ったものの、考えてみると大阪城に行ったのは小学6年の修学旅行の1度きりだ。
せっかく大阪城からそう遠くない場所にある会社に勤めているのだからと、けさ48年ぶりに大阪城を訪ねた。
 
岸和田を始発電車で出て、大阪城の最寄り駅である地下鉄谷町線天満橋駅から城に向かって歩く。
濃い霧が立ち込めている。
朝焼けを背景にした大阪城のシルエットが狙いだったが、目算が大きくはずれた。
内堀の脇まで行っても天守閣が見えない。
まさに霧にむせぶ大阪城だ。
散歩に来ていた女性にあいさつをしたところ、「きれいね。こんなに濃い霧が立ち込めるのは珍しいわよ。あなたラッキーね」と言われた。
しかし、目で見るときれいだが、写真に収めようとするとなかなかうまくいかない。
それでも6時半から8時半まで2時間粘った。
その間、霧が完全に晴れることはなかった。
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霧にむせぶ大阪城7時すぎにようやく天守閣がおぼろげに見えるようになった
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内堀もこんな感じ
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8時を過ぎて徐々に霧が晴れてきた。
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霧が晴れると同時に、雲が足早に天守閣を通り過ぎていくようになった。太陽が天守閣の向こうに昇ってきたこともあり、城が燃えてるかのような不気味な光景も見られた