私が勤務している会社がある中崎町は長い歴史のある町だ。
一戸建ての住宅が多く、生活のにおいがそこかしこに漂っている。
そんな街を歩いていると、時々ちょうちんを見かけることがある。
そのほとんどは居酒屋や商店のもので、夕刻になると明かりがともる。
私が通りかかるのは昼間なので、ちょうちんはただぶら下がっているだけだ。
それでも「夜はきれいなんだろうな」と明かりをともした姿が頭に浮かぶ。
ちょうちんの明かりは心を温かくしてくれる。
これから冬が本格的に始まり寒さが厳しくなると、そのぬくもりが恋しくなる。
今シーズンはまだ寒さに震えることはないが、一足早くちょうちんがともった店に繰り出し、熱かんで一杯やるかな。
居酒屋の店先に並ぶちょうちん。店だけでなく、個人や会社のPRもあるのが珍しい。これだけ並ぶと見栄えがするが、ちょっと情緒に欠けるかな
1つだけぽつんとぶら下がったちょうちん。ちょっと寂しげなほうがちょうちんの情緒が生きると思う
街角のほこらのちょうちん。カラフルなちょうちんも悪くない