案じられる倒木の行く末

先日、夜の浜寺水道を撮りに行った帰りに、浜寺公園の北側の道路を歩いた。
すると何か大きなものがごろごろと転がっているのが目に入った。
目を凝らすと、それは松の倒木を切断した丸木だった。
おととい、チン電を撮ったその足で丸木が転がっている場所に行った。
1カ月ほど前にこの公園の倒木を見て、「財政が逼迫している大阪府としては、撤去してたくてもおいそれとはいかないんだろう」と思ったが、公園の関係者は手をこまねいていたわけではなかった。
徐々にではあるが、処理は進んでいた。
松の丸木の多くは長さ1メートル余りで、材木としては短すぎる。
別の用途があるのかどうか私にはわからない。
ここに転がっている松は再利用されるのだろうか。
それとも焼却されるのを待っているだけなのだろうか。
ここは松の墓場か、それとも次の出番までの待機所か。
公園を数十年にわたって彩ってきた松の行く末が案じられる。
 
無秩序に転がる松の丸木。長さ1メートル余りとはいっても、人が1人や2人で動かせるような代物ではない
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この木の年輪は30余り。この公園の松としては若い部類だ。それでも、「俺はこれだけ生きてきたんだ」と訴えているような気がする
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幹の中央部が空洞になっている松も多い。松くい虫の仕業なのだろうか
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松の小枝や葉も山積みになっている。さずがにこれは再利用の道がなさそうだ
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