立ちション禁止のおまじないは何だかご存知だろうか。
そう、「鳥居」だ。
小さな赤い鳥居を描いたり取り付けたりすることによって、不心得者に「神さまの前で小便なんて」と考えさせて立ちションを防ぐという仕掛けらしい。
昔、そんな話を聞いたことがあるが、実際に目にすることはまれだ。
それが中崎町界隈にはけっこうある。
調べてみると、この慣習は関西発だということで、長い歴史を持つこの街ならうなずける話だ。
立ちションは男性なら誰でも経験があるはずだ。
高橋克典主演の映画『誘拐ラプソディー』では、主人公の誘拐犯が人質の子どもに「立ちションは男のたしなみだぞ」と言ってやり方を教える。
それを見て、私は「まったく、その通りだ」と思った。
ただ、大した話ではないが、立ちションは軽犯罪法違反で1日以上30日未満の拘留または1000円以上1万円未満の科料となっているのでご注意を。
立ちションで何日も拘留されたんじゃたまらないよね。
鳥居に免じて中崎町界隈では慎むことにしよう。