けさ、チン電を撮影中にふと浜寺公園に目がいった。
松の大木が何十本もなぎ倒され、無残な姿をさらしていた。
先月初旬に近畿地方を直撃し甚大な被害をもたらした台風21号の爪痕だ。
松の木は一様に南から北に向かって横たわっており、
猛烈な南風が吹いたことがわかる。
倒木を撤去したいのは山々だろうが、
財政が逼迫している府としてはおいそれとはいかないというのが実情だろう。
いずれにしても自然の猛威を改めて感じた松の姿だった。
幹の中央部でへし折れ、松はUの字を逆さにしたような形になってしまった。倒れてから1カ月余りが経過し、枯れてしまった松の葉が悲しげだ
根こそぎ倒れた松。根が絡み合った姿が奇っ怪だ
幹の途中でぽっきりと折れ飛んできた松。近くを見回したが、この松がどこにあったのかはわからなかった。私には、折れた幹の断面が松の悲痛さを訴えているように思えてならない
休憩所脇の松が歩道をふさいだため切断された。年輪はざっと数えただけでも50を超え、数十年に一度の強風だったことがわかる