攻防から光芒へ

けさのあべのハルカス方面

けさ早く目が覚めて外を見たら、薄い雲が所々に見えていた。

「これはいけるな」と思った。

先日、西成のカラオケ居酒屋で飲み過ぎ、ホテル松乃木大明神に泊まって、翌朝、高速道路の高架下からあべのハルカス方面の朝焼けを撮った。

その日からずっと「一度、仕切り直しをしないといけないな」と思っていた。

 

行ってみると、東の空の雲は思ったより厚かった。

まったく染まらない空を見上げ、「なんだよ。ついでに見た空の方がずっといいじゃないか」と思った。

すると…。

 

日の出の時刻が過ぎてしばらくしたころ、空の底が赤く染まり始め、徐々に上に広がっていった。

赤と黒が繰り広げる攻防のようだった。

そして、赤の勝利が確定したあと、光の筋である光芒が広がった。

「攻防から光芒へってところか。けさは2つの『こうぼう』に楽しませてもらったな」と空に感謝して撮影を終えた。

スタンバイしたのは、日の出の時刻(きょうは午前5時9分)の25分ほど前だった。厚い雲を見上げ「話が違うじゃないか」と思った

日の出の時刻が近づいても空はこの通り。「出直すしかなさそうだな」と半ば諦めていた

空の底から赤く染まり始め、赤と黒の攻防が繰り広げられた

赤が攻めて空を制圧した。このときは光芒に気付かなかった

光の筋が見る見るうちに伸びてきた。先日の朝焼けといい、けさの光芒といい、このところ思わぬものが目に飛び込んできている