なんと罰当たりな!

松乃木大明神の「事件現場」

少し前の話になるが、私が毎日のように通う松乃木大明神で、「なんと罰当たりな!」と思う事件現場に遭遇した。

それはゴールデンウイークの山場となる5月3日からの3連休の初日のことだった。

 

朝から天王寺公園に出かけ、アオサギを追いかけたあと、松乃木大明神へ行った。

鳥居をくぐるなり、「これはいったいどうなっているんだ」と思った。

祠の様子が普段とは明らかに違う。

近づいてよく見ると、祠の前に置かれた賽銭箱がひっくり返っていた。

賽銭泥棒の仕業だと思われた。

 

西成にある神社だけに、賽銭箱も頑丈に作られているが、それを力づくでひっくり返し、中の賽銭を盗んだのだろう。

驚くほど大胆な犯行で、「いろいろ事情があるんだろう。神様の寛大な処分をお願いしたいな」と思うくらいだった。

賽銭箱がひっくり返され、大きく口を開けていた

この日の松乃木大明神の祠。賽銭箱は昼には元に戻されたが…

鳥居の脇にいた白黒の猫。「その鋭い目は、俺に向けるんじゃなく、賽銭泥棒に向けろよ」と思った