桜の涙雨

雨に濡れる八重桜

きのうの夜に降り出した雨は、きょうの夕方まで降り続いた。

けさの出勤の途中で、東大阪市役所の北にある公園を通り、八重桜を見たら、花がそれなりに残っていて冷たい雨に打たれていた。

木の下には、散った花びらが広がっていた。

 

桜にとって花が散るのは悲しいことではないのだろうが、私は花の命のはかなさを感じてちょっと悲しくなる。

きょうの雨は桜の涙雨に思えてならなかった。

公園の八重桜。花はかなり少なくなり、ちょっと離れると花が咲いていることさえわからなくなる。それでも、この公園で咲いている桜はこれでだけになってしまった

木の下に広がる桜の落花。八重桜は花びらが大きいだけに、ピンクのじゅうたんというより、ピンクの花のしかばね累々という感じがする

八重桜は花がぼとっと落ちることもあるようで、塊になった花びらも所々に落ちている