引っ込みがつかなくなって

きのうの仕事帰り、高速道路の立体交差の下で見た夕景

きのうの仕事が終わり、勤務先のマンションを出て空を見上げると、怪しげな雲がそこかしこに広がっていた。

所々に赤く染まった雲もあり、うまくするといい感じの夕景が撮れそうだと思った。

しかし…。

 

生駒山が夕日に照らされていたので、開けたところを探したら、着いたころには日が陰り、諦めて元の場所に戻ると、生駒山の上の雲が赤く染まっていた。

「生駒はやめだ。高速道路との絡みを狙おう」と思い、三脚を伸ばし肩に担いでいい場所を探した。

すると、高速道路が見える場所に着いたときには、赤い雲がほとんどなくなっていた。

そのまま歩いて、立体交差の下まで行き、三脚を立てた。

雲は厚く、染まりそうになかったが、何も撮らずに三脚をたたむことなどできないと思った。

引っ込みがつかなくなって、時折、雪が舞う中で粘っていると…。

立体交差の下で三脚を立てたころ。道路に仕切られた空間を狙ったが、雲が染まる気配は感じられなかった

雲がほんの少し染まった。これで泣く泣く引き揚げるかと思っていた

しばらくすると、少し離れたところに移動した雲が、思った以上に染まった

元の場所も染まっていた。こんな光景が見られたのだから、粘ったかいがあったというものだろう