寒気が奏でる氷の楽譜

けさ、職場に近いJAの敷地で見たつららの群れ

日本付近に強烈な寒気が居座っている。

きのうの夜からけさにかけて、大阪でも雪が降り、積雪もあるのではと予想されていた。

しかし、雪はほとんど降らず、積雪って何?といった状況だった。

 

それでも寒気は厳しく、けさの出勤時も時々、手に息を吹きかけながら歩いた。

職場のマンションに近いJAの敷地に差し掛かろうかというとき、「あそこには人工の流れがあり、水車が回っているよな。流れが凍っていないかな。いや、流れる水が凍るほどの寒さじゃないか」と思った。

敷地に入り、とりあえず水車を見に行った。

流れは凍る気配もなかったが、よく見ると水車の柵に小さなつららが並んでいた。

そのつららは短いもので1センチ足らず、長いものでも5センチほどで、柵のワイヤーにてんでにぶら下がっていた。

その光景は五線紙に記された音符のように見え、「これは寒気が奏でる氷の楽譜だな」と思った。

JAの敷地の流れと水車。つららが下がっているのは、柵のほんの一部だ