お地蔵さんにも光と影

法善寺の一角にある小さなお地蔵さん

きょうの仕事帰りに、法善寺へ行った。

きのうの夜、西成の銭湯でボケの花を撮って、「夜の花は美しいな」と思い、それに味をしめて、きょうは道頓堀界隈で花を探した。

しかし、盛り場に花はほとんどなく、「仕方ない。法善寺へ行って、猫でも探すか」と思った。

 

法善寺に着いて、寺の周りを見ても猫の姿はなく、「どこかにいるはずだ」と歩き回った。

そのとき狭い道の脇にずらっと並ぶ小さなお地蔵さんが目に入った。

その名は「慈悲地蔵尊」。

お地蔵さんの群れをよく見ると、ライトの加減で明るいお地蔵さんと暗いお地蔵さんが混在していた。

「人の世には光と影がつきものだが、お地蔵さんも同じなんだな」と思い、路地に三脚を立てた。

ずらっと並ぶ小さなお地蔵さん。ざっと数えただけでも、その数は350を超えていた

光が当たっているお地蔵さん

陰になっているお地蔵さん。特に顔の部分が暗かった