賢いの前に「ずる」が付くな

夜の松乃木大明神にいた「やんちゃん」

先週の土曜日、仕事帰りにいつものように松乃木大明神へ行った。

前日から降り続いた雨はかなり前に上がっていたが、雨宿りの続きで祠に猫がいるんじゃないかと思った。

予想通り、薬師如来の祠に「やんちゃん」がいて、うとうとしていた。

 

カメラを構えてしばらくすると、やんちゃんが場所を変え、何かに目を凝らしたように見えた。

その視線の先を見ると、見慣れないキジトラの大柄な猫がいた。

やんちゃんはよそ者の猫を警戒し、すぐに逃げられる体勢を取ったようで、賢いなと思った。

しかし…。

 

その後、キジトラの猫が去ってから、やんちゃんは祠から下りた。

どうするのかと見ていると、祠の下にいた母猫の後ろの隙間に隠れた。

その姿を見て、「おいおい、大きくなったのに母親に守ってもらうつもりか。賢いの前に『ずる』が付くな」と思った。

祠の上で、よそ者の猫に目を光らせていたやんちゃん

やんちゃんが母猫の背後に隠れた。しばらくすると、母と子の2匹の猫がほとんど同じ格好で眠り始めた