きょうの昼休みに、東大阪市役所の北にある公園へ行った。
園内で最も目立つ桜の木に、赤く染まった葉が1枚だけ残っていた。
ほかの葉は全部落ちているのに。
それを見て、「俺もこの葉のように強く生きていかなくちゃいけない」と思った。
というのは真っ赤なうそで、桜の葉はすべて落ちていた。
その姿を見て、かのオー・ヘンリーの名作『最後の一葉』が頭に浮かび、落ちていた葉の1枚を拾って枝に貼り付けたというのが真相だ。
葉がすっかり落ちて、桜が寂しげだったので、景気づけにオー・ヘンリーを気取ってちょっとしたいたずらをしたくなった。
いい年をして何をやっているんだかといったころだが…。