赤に勝利を託したが…

きのうの夜、スーパー玉出で買った赤い商品

きのうの夜、勤務先のマンションで月1回の会議があった。

普段より少し早く終わったが、それでも西成に帰ったときは10時になろうとしていた。

 

このあとはサッカーワールドカップカタール大会ノックアウトステージ1回戦の日本対クロアチアの試合がある。

クロアチアは前回大会の準優勝国で強豪だが、ドイツ、スペインを倒した日本ならなんとか勝利して、ベスト8という「まだ見ぬ景色」を見せてくれるのではと期待していた。

 

ということで、勝利を祈る酒と料理を買おうと、阪堺電車今池駅に近いスーパー玉出へ行った。

店に着いて、「何を買えば縁起がいいんだ」と考えた。

そのとき「赤だ」と思った。

中国で縁起のいい色は赤で、そこでの生活では「何かを願うときは赤だ」となっていた。

日本の国旗である日の丸は中心に大きな赤がある。

「赤に勝利を託そう」と思い、酒と料理を赤一色に染めたのだが…。

酒は赤ワインの「サッポロうれしいワイン」(税抜き348円)を買った。赤い酒といえばワインで、商品名の「うれしいワイン」も縁起がいいと思った

料理はまず「メバチまぐろ」(タイムサービスの50円引きで税抜き218円)を買った。マグロの赤身も縁起がよさそうに見えた

続いて「スパゲティナポリタン」(50円引きで税抜き78円)。料理の取り合わせがでたらめだが、赤であればそれでいいと思った

最後は「赤飯」(50円引きで税抜き88円)。これを日本が勝ったあとで食べようと思っていたのに、試合の前に食べたことがいけなかったか

結局、試合は延長でも決着がつかず、PK戦で日本が敗れた。

赤に託した勝利は訪れず、「まだ見ぬ景色」は次回大会以降に持ち越しとなった。

残念だが、今大会の日本代表には十分に楽しませてもらった。

「私にも勇気と希望を与えてくれた。ありがとう」と言いたい。