通天閣の朝のあいさつ

けさの通天閣

ここ数日、秋晴れの天気が続いている。

きょうも好天が予想され、昨夜は「あべのハルカスの朝焼けを狙うチャンスだな」と思いながら寝た。

しかし、けさ目が覚めたのは6時ちょっと前で、出かけるには遅すぎた。

 

「撮り逃した空はどんなもんだったんだろう」と思い、外を見た。

通天閣の背後の空が赤く染まっていた。

「東の空はきれいに染まっていたんだろうな。しかし、過ぎたことを言っても始まらない。通天閣だけでも撮ろう」とベランダに出た。

通天閣は空の色があせたあと、秋の柔らかい光を受け、刻々と表情を変えた。

それはまるで通天閣の朝のあいさつのようだった。

日の出の時刻(きょうは午前6時8分)から8分ほど経過したころ。通天閣の展望台に朝日が差し、わずかに明るくなった

朝の光はあっという間に強くなり、鉄塔の下の方まで照らし出した