きのう、職場のマンションの屋上で夕焼けを撮ったあと、とっぷりと日が暮れた道を歩いて帰った。
いつものJAの脇に差しかかったとき、入り口を見ると、扉が開いたままになっていた、
普段は午後5時すぎに閉まるというのに。
JAの田んぼが黄金色に染まり、稲穂がこうべを垂れていることは知っていた。
夜の田んぼは印象的だが、通常だと田んぼには近づけず、柵の外から撮るしかない。
「撮らなくちゃいけないけど、面倒だな」と思い、一日延ばしにしていた。
それがきのうは「どうぞ撮ってください」と言われているような状況で、せっかくだからと中に入らせてもらった。
刈り取りを目前にした稲田は、周囲の明かりを受けて幻想的な雰囲気だった。
「夜の底は黄金色」といった光景だった。