きのうの夜、宗右衛門町でひとしきり写真を撮ったあと、「せっかくだから、この街で何か食べて帰ろう」と思い、店を探した。
しかし、私の懐具合で入れそうな店は見つからず、道頓堀川を渡って地下鉄の日本橋駅へ向かった。
川の南の道を歩きながら、「へえ、こんなところにね」という店を見つけた。
そこのメニューには、中国で暮らしていたころに食べた料理が並んでいた。
店の名は「恒源小吃」。
「中国の庶民の味なら、なんとかなりそうだ」と思い、店に入った。
恒源小吃の客の多くは中国人のようだ。
私が店に入ったときも、中国語で声をかけられた。
結局、店で日本語を話すことはなかった。
私が帰ろうとしたとき、夫婦とおぼしき2人が入ってきて、「中国の朝食が食べたい」と言っていろいろと聞いていた。
中国からの観光客のように見えた。
また、店員の一人が電話で話しているのが聞こえたが、「30日のチケット」と言っていた。
おそらく知り合いが日本に来るのだろう。
日本橋駅に近いホテルの前を通りかかったときには、中国人の団体観光と思われる一行が中に入っていった、
新型コロナの水際対策が緩和されたばかりだが、中国人の訪日は順調に回復しているようだ。