木の上で悟りを開く

東大阪市役所北の公園にある木の上にいた主

きのうは仕事が少し長引き、マンションを出たときはあたりが真っ暗だった。

「日が暮れるのが早くなったなあ」と思いながら、東大阪市役所の北にある公園へ行った。

 

ふと見ると、木の上に主(ぬし)がいた。

主は不安定な格好で、目を閉じてじっとしていた。

その姿は眠っているというより、沈思黙考しているように見えた。

お釈迦さまは菩提樹の下で悟りを開いたという。

主は木の上で悟りを開こうとしていたのかもしれない。

私が近づいてすぐ下まで行っても、主は目を開こうとはしなかった。深い瞑想に入っていたのかな