けさ、普段より1時間ほど早く家を出て、天王寺公園の一角にある茶臼山に向かった。
茶臼山は、江戸時代の初めに豊臣と徳川が大坂の陣で雌雄を決した際の激戦地だ。
古戦場に咲く彼岸花を見に行った。
最近見たネットの動画によると、大坂の陣のうち、最終決戦となった夏の陣での戦死者は、天下分け目の合戦といわれる関ヶ原の合戦をしのぎ、戦国時代の合戦の中では最多だという。
そのうちのどれくらいが茶臼山で命を落としたのかはわからないが、この山には数え切れないほどの怨念が渦巻いているのかもしれない。
そう考えると、茶臼山の彼岸花はほかの場所とは違った重みがあるように思えてくる。