おとといは夜に会議があり、マンションを出たのは午後8時近かった。
「主や又三郎はどうしているかな」と思い、東大阪市役所の北にある公園へ行ってみた。
最近は別荘にいることが多い主が、本来の居場所である公園の中央に戻り、弟分の猫を従えていた。
その中に、灰色の猫がいた。
警戒心が強く、私が近づくとすぐに逃げてしまうが、このときは頼りになる兄貴分である主がいたからか、それなりに近づくことができた。
灰色の猫は「暗くなってから来るとはご苦労なこった。ゆっくりしていけや」と言いたかったのかもしれない。
それまで知らん顔をしていた灰色の猫と触れ合えて、気分よく家路につくことができた。