きょうは仕事帰りに新世界へ行った。
きのう、おとといの2日間、夕焼けを狙ってあまりいい成果が挙がらず、西の空の雲も厚そうに見えたので、「きょうは新世界の街を歩こう」と思っていた。
新世界でやるべきことがあった。
それは通天閣のすぐそばにある老舗「総本家 更科」で晩めしを食べることだった。
家での作業がまた始まったので、多少の出費を覚悟でうまいものを食べようと思っていた。
ところが…。
行ってみると更科は休みだった。
シャッターの脇に貼られた紙を見ると、きのうときょうが連休になっていた。
「とんだ思惑違いだ」とがっかりしながら空を見上げると、赤く染まろうとしていた。
急いで通天閣の近くの駐車場へ行き、空を見上げた。
そこから見た夕焼けはなかなかのものだったが、阪堺電車の今池駅の近くまたは天王寺公園の池へ行けば、迫力がさらに増したような気がする。
「こんなに染まるとは。とんだ思惑違いだ」と思った。
しかし、考えてみると更科が営業していたら、店で晩めしを食べているうちに夕焼けは終わっていただろう。
思惑違いが重なると面白いことが起こる。
そんな思いがする夕焼けだった。