私が勤務するマンションのプランターは、四季に応じて花を植え替えている。
今は「ガザニア」という私には耳慣れない名前の花が並んでいる。
春の花であったパンジーがしおれてからも、本社から次の花が届かず、夏の盛りを迎えていた1カ月ほど前にガザニアが配られた。
露地も含め、敷地内に植えたガザニアは40株を超えた。
しかし、次々に枯れ、残っているのは半分以下になった。
花もまったくとっていいほど咲かなかった。
そんなガザニアに数日前、しっかりとした花が1輪だけ咲いた。
枯れていくガザニアを見続け、「手入れが行き届かなくてごめんな」と謝り続けていたので、「やっと咲いたガザニアの花だ」とうれしくなり、きのうの朝、撮影した。
ネットで調べたところ、ガザニアは高温多湿に弱く、日当たりがよくないと花が開かないということだった。
マンションは南側がそれぞれの住戸のベランダになっているので、プランターを置いているのは建物の北側の敷地だ。
そして今年の夏は猛暑である上に、天候が不順で雨が多い。
ガザニアには何の罪もないが、「そんな花を夏に配らないでくれよ」と本社の担当者に文句を言いたい。
それが本音だ。