幻想的な兄弟の絆

きのうの夕方、松乃木大明神で寝ていた猫の兄弟

きのうの午後は雨模様の天気となり、時折、強く降った。

仕事帰りにいつものように松乃木大明神へ行ったら、薬師如来の祠の脇で、にいやん、やんちゃんの兄弟が寄り添うようにして寝ていた。

「あまりいい場所じゃないけど撮らせてもらおうか」とバッグからカメラを取り出した。

ところが…。

 

カメラのファインダーをのぞくと、曇っていて何も見えない。

この時期にはよくあるレンズの結露だ。

冷房の効いた場所から、暑く湿度の高い場所へ移動すると、空気中の水蒸気が小さな水滴となってレンズのガラス面に付いてしまう。

時間をかければ結露はなくなるが、猫がそれまで待ってくれるとは思えず、そのまま撮影した。

その結果、いい悪いは別にして、幻想的な兄弟の絆になった。

やんちゃんが気付いてそっぽを向き、にいやんだけを狙った。このころにはレンズの曇りはなくなっていた