ホテルの名前は「OMO7大阪」といい、オープンは今年4月22日だ。
このホテルは私の部屋のベランダからよく見える。
そのホテルがきょうの夕方、炎上しているように見えた。
天気はどんよりとした曇りで、夕焼けを期待せずに部屋に帰り、念のためと思って外を見たら、ホテルの周辺だけが赤く染まっていた。
このホテルが当て込んでいるのは日本人ではなく、観光で日本を訪れる中国人富裕層であることは容易に想像できる。
そのもくろみはコロナ禍でもろくも崩れ去った。
宿泊客は当初の見込みより大幅に少なく、赤字が続いている。
ホテル単体での経営は火の車、まさに炎上状態だ。
というのは私の勝手な推測だが、そう的外れでもあるまい。
きょうの夕景は、日本の観光業の置かれた厳しい現状を象徴しているように思えた。