格子戸の前の猫

きのうの夜、新世界の路地にいた猫

きのうの夕方、天王寺公園の池から通天閣を撮ったあと、新世界のジャンジャン横町の裏にある路地を通って帰った。

前日の朝は姿が見えなかったこのあたりの主のような猫がいた。

その猫の定位置は、ある家の格子戸の前だ。

格子戸からは家の明かりが漏れ、猫はその前でじっとしていた。

そんな光景を見ていると、路地裏の静かさが私の体に染み入るような気がした。

弟分の猫も格子戸の前にいた