けさ、西成警察署へ行った。
運転免許(原付)の更新のためだ。
これまで普通免許を含めて何度も更新手続きをしてきたが、その都度、運転免許試験場へ行っていた。
しかし、今回は違反がなかったからか警察署での手続きが可能であることがわかり、家から歩いて10分ほどの西成警察署へ「出頭」したというわけだ。
今回の免許の更新は驚きの連続だった。
西成警察署の玄関から早速、物々しい。
屈強そうな警察官2人が「何の用だ」と言わんばかりで、私はおずおずと「免許の更新なんですが」と言って、金属製の扉を開けてもらった。
まあ、これは免許の住所変更をしたときに経験済みだったが。
署内での手続きでは、担当の女性が頭のくたびれた老人に接するような態度で、「俺はまだぼけちゃいないぜ」と言いたいくらいだった。
傍らでは、明らかに訳ありと思われるおっちゃんが、警察官を相手に「わしゃ代理やからそんなことようわからん」などと息巻いていた。
その後、1時間の講習があり、近くの建物に移動した。
講習は大きな教室で行われるものと思い、「居眠りしないように気を付けなくちゃな」と思っていた。
しかし、講習は教官と私のマンツーマンで実施され、居眠りなどできる状況ではなかった。
教室は部屋の片隅で、椅子は2つしかなかった。
「西成はやっぱり普通の場所じゃない」、改めてそう思った。