家を失っても…

上町断層の階段にいた「だんちゃん」

きのうの朝、少し早く出て、上町断層の階段へ行った。

この階段の主(ぬし)のような存在である「だんちゃん」がいた。

 

だんちゃんは階段の上に置かれた家具の廃品を家にしていたが、少し前にそれが撤去されてしまった。

それ以降、仕事帰りに何度か階段へ行ったが、だんちゃんの姿を見ることはできなかった。

 

家がなくなったからか、きのうのだんちゃんは心なしか元気がなく、階段でじっとしていた。

それでもだんちゃんの姿を見てほっとした。

「家を失っても、だんちゃんは階段にいなくちゃな」と思った。

階段の上に移動しただんちゃん。ここでも元気がなかった