「さくらライナー」に乗った

きのう棚田に行くために乗った近鉄の特急「さくらライナー

きのうの朝、はっと目が覚めて時計を見たら、8時を過ぎていた。

年に一度あるかどうかという寝過ごしだ。

予定の起床時間から1時間遅れたが、「大した問題じゃないだろう」とのんびりと朝めしを食べた。

そのときに近鉄南大阪線の時刻表を見たら、通常の電車で行ったのでは、予定していた棚田で「青のシンフォニー」の最初の列車が撮れないことがわかった。

かなり焦った。

急いで時刻表を調べると、9時10分発の特急列車で行けば時間の問題は解決できそうだった。

「たまには『乗り鉄』に変身するのも悪くないか」と思い、大阪阿部野橋駅へ急いだ。

さくらライナーの車内。新型コロナウイルスの感染は落ち着いてきたが、客足はそれほど戻っていないようだ

私が座ったシート。さすがに特急列車だけあって豪華だ

さくらライナーの先頭車両はこうなっている。運転席、そしてフロントガラスから前の景色がよく見える。運転士にとっては楽ではないだろうが

さくらライナーに乗るための切符。壺阪山駅までの720円の乗車券のほかに、520円の特急券が必要だった。自販機で切符を買うとき、勘違いして最後尾の1号車のシートにしてしまったので、先頭車両の4号車の空いた席に座った

大和川を渡る。普段はこの川を渡る列車を狙う「撮り鉄」だが、きのうは実際に乗車する「乗り鉄」に華麗なる?変身を遂げた

古市駅を過ぎたところで、大和川の支流である石川を渡る。遠くに葛城山金剛山が見えている

大阪と奈良の府県境付近に差しかかると、列車は山の中を走るようになる

沿線の田んぼでは田植えが進んでいた

橿原神宮前駅から近鉄吉野線に入り、線路は単線となる

壺阪山駅に到着。普段は何気なく見ている車窓からの風景も新鮮に感じられ、あっという間に着いた。特急料金の520円くらいならそれほど痛い出費でもないので、たまに利用するのも悪くないなと思った