きのうの仕事帰りに、新世界に寄った。
「初めて行く店で軽く一杯やろう」と思っていた。
たどり着いたのは、通天閣から歩いて2分ほどの場所にある「全包」だった。
のれんに「餃子とお酒の店屋」と書かれていて、前々から気になっていた。
カウンター席だけで、6、7人も座れば満席になる小さな店で、店内もきれいとはいえなかった。
しかし、この店の良さはそこにあり、家庭的を超えて、仲間のたまり場という雰囲気だった。
初めて行ったのに、店の人や常連さんと話が弾んだ、
「やたらと楽しい店発見!」という思いで飲み食いをした。
そして、ギョーザを食べ終え、酒を飲み干して帰ろうと思ったとき、「よかったらこれも」とマグロの刺身が出てきた。
「こんなにサービスして大丈夫ですか」と思わず聞いたら、「いつものことですから」と言われた。
こんな店があるとは…。
新世界は奥が深い。