きのうの仕事帰りに、職場に近いマンションに寄って桜を眺めた。
高層の建物に隣接して1本の桜が立っていた。
かなり花が散って葉桜といっていい状態だったが、金属のひさしの下に潜り込むような形で伸びた枝にピンクの花がたくさん残っていた。
そのほかの枝は緑が多く、違いは歴然だった。
理由を考えた。
ひさしの下だから雨が避けられる?
いや、ひさしには穴が開いているので、雨よけの効果はそれほど大きくない。
風が当たらない?
いや、風はほかの枝とさほど変わらず当たっている。
理由はわからなかった。
なんとも不思議な桜の現象だった。