きのう、朝のあべのハルカスを撮りに行って大きな空振りをしたあと、新世界へ行こうと思っていた。
ところが、スマホを忘れているのに気づき、一旦、家に帰るしかなかった。
このまぬけな失敗が、思わぬチャンスを呼び込んだ。
家のそばまで帰って、近くにある長い階段へ行った。
上町(うえまち)断層の坂を上る階段だ。
普段から「ここに猫がいると絵になるんだけど」と思っていたが、何度行ってもその姿を見ることができなかった。
きのうは階段と似たような柄の猫が座っていた。
まだ幼さの残る猫で、きょろきょろとあたりを警戒しながらも、人には慣れているようで、私が近づいても逃げる様子がなかった。
なかなかつかめなかったチャンスが訪れるのは、こんなときなのかもしれない。